遠藤史悠(えんどう しゆ)
2017年より東京国際大学よりタイリーグT4のパッタルンFCと契約
昨シーズンは、プロ初のシーズンなでがらも負けん気の強さとハードワークで
ほぼ全ての試合に出場した。
そんな彼の目標は???
Jリーグの舞台でプレーするということ

直感に任してタイへと渡った
彼は全国大会へ出場した経験もなければ大学時代にトップチームでプレーした経験もない。
しかしJリーグでプレーするという夢を彼は諦めず大学在学時は、自分なりにプロになる道を模索しながら社会人リーグでプレーしていたという。
そのまま日本の社会人リーグでプレーしながらJリーグを目指すという選択肢もあったがプロとしての経験を積むことがこれからの将来を見据えた上で、最優先だと感じた彼は東南アジアで最もレベルが高いと言われるタイへと渡った。
プロになる道を常に模索していた遠藤だったがタイへは直感で思いついて渡航したというから驚きだ
そのためタイについてさほど調べてもおらず英語さえもろくに話すことが出来ずにトライアウトはかなり苦戦したというが、初めての海外という事がプラスに働き不安よりもワクワクが勝っていたという。
しかし彼はタイへ渡るとすぐにトライアウトで足を負傷してしまい滞在先のホテルで足の回復を待つだけの日々が続いたという。
足の怪我も徐々に良くなってきた、ある時エージェントの方と食事する機会がありタイの南部の地域であればトライアウトへ参加することが可能だと遠藤は伝えられた。
しかしタイ南部というのはテロが発生したりなどタイに住む日本人の人達はもちろん現地のタイ人でさえもあまり近づかない地域である。
バンコクから飛行機で1時間半、そこからさらにバスで2時間の移動
そして言葉も分からず携帯さえ使えない状態で通訳もつけずに彼はタイの田舎に到着した。
怪我の影響もあり彼はこれが最後のチャンスだと思ってがむしゃらにボールを追いかけた
『ここで契約する事が出来なかったら俺に後はない』
そういう強い気持ちが伝わったのかトライアウト後にGMから契約したいと伝えられた。

(契約時の写真)
そして遠藤はクラブから家と給料とバイクが支給され晴れてプロサッカー選手としての一歩を踏み出すことになった。
Jリーグでプレーするために結果を残す

(多いときには2000人程のサポーターが応援に駆け付けたという)
昨シーズンは、ほぼ全ての試合にフル出場した遠藤だったが得点は1点のみに終わった。
『助っ人外国人として目に見える結果を残すにはまず点を取らないといけない』
彼が見据える先は逆輸入でJリーグでプレーするということ。
実際に今シーズンT3のカスタムズからJ3ブラウブリッツ秋田に移籍した山田樹選手が活躍したように東南アジアからJリーグへの移籍も今や驚かれる事ではない。
『また0からスタートするという気持ちで来シーズンタイで暴れて見せますよ』と遠藤は力強く語った。
遠藤がJリーグでプレーする日も遠い未来ではないのかも知れない。
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